子宮内膜症とは?
詳しくはどんな病気なのかしらなくても、名前だけは聞いたことがあると思います
その子宮内膜症、若い世代の女性がかかりやすく、
仕事をセーブしつつ、子宮内膜症の治療を続けている松浦あやさんが
ニュースで取り上げられ、話題になりました
子宮内膜症とは
子宮内膜症とは、簡単にいうと
子宮内腔以外の場所にも、子宮内膜が生育している病気と言えます。
子宮内膜は、本来「子宮内膜」に存在するものです。
あるべき場所ではないところに「ある!」という病気です。
20~30歳の女性に多く見られる病気です。
初経時は、そんなに痛みはありません。
年月の経過によって、徐々に悪くなっていきます。
腰痛、下腹部痛、仙骨部へ痛みが広がっていきます。
また、20~70%の確率で不妊症を合併します。
なぜ、子宮内膜症になるのか?その原因とは
子宮内膜症になる原因とはなんでしょうか?
実は、原因って今のところ完全に解明されているわけではないのです。
ですが、どちらかというと若い世代に起こりやすい病気です。
子宮内膜移植説
生理が起きた時に、血液体外に出ていきますが
卵管に血液が逆流して、腹部付近にとどまってしまうことです
体腔上皮生説
腹膜が何かの影響で子宮内膜に変化してしまうことです
アレルギー説とも言われています
原因ははっきりわからないのですが、
若い世代に多い理由
- 生理の回数
- 妊娠との関係が多く
不妊治療を行っている人の中には、子宮内膜症を患っている方も多いのです。
生理痛がひどいとき、いつもと違う感じがする時などは
婦人科の診察を受けることをおすすめします。
子宮内膜症になっても妊娠は可能なのでしょうか
子宮内膜症は妊娠とも関係する病気です。
病気になると出産できない可能性もあります。
20~30代の出産経験のない女性に多い病気と言われています。
ですが、子宮内膜症でも妊娠は可能だし、出産もできます。
どうすれば?
妊娠出産をすると改善されるのです。
排卵を抑制することで病気を治せますが
子宮摘出手術は、出産できなくなります
どんな手術かといいますと、お腹の中をきれいにする
そして病気を治して妊娠する そういう手術です。
体への負担も軽く、回復も早い手術ですので、よく行われています。
子宮内膜症が治りにくい病気の理由は、生理との関係上
生理がなくなると出産できないです。
排卵をなくすということは、生理がある以上不可能です。
- 生理の周期にバラツキがある
- 痛みなどがある場合
定期的な婦人科での検査を受けることをおすすめします。
早期発見、早期治療でストレス回避していくことは大切です。
子宮内膜症の手術費用はどれくらいかかるの?
子宮内膜症の手術費用の相場は
入院費用と合わせて約30万円前後です。
どんな治療法があるの?
早期発見の場合は、
女性ホルモンを抑制する薬物療法があります。
どういうことかといいますと、妊娠させた状態にする。
あるいは更年期障害の状態にすると、内膜が小さくなります。
腹腔鏡手術は、子宮を全摘する必要はありません。
開腹手術は、一般的ですが体に負担がかかる方法です。
手術費用は、入院日数で差がありますが
いずれも約10万円前後です。
開腹手術の場合、入院日数が増えるので、約30万前後と言われています。
医療保険に入っている場合、実際全額負担ということはありません。
大切なのは、やはり早期発見、早期治療です
定期的に婦人科への検診は、
体の負担と子宮内膜症への不安を取り去るのに必要ですよね